こどもの料理

愛知県豊橋市のこどもの料理教室のレッスン情報

西田講師 6月のレッスン 『ハンバーガー』

西田講師より6月のレッスンの様子が届きましたので紹介します。

 

 6月のレッスンはこどもたちの大好きな“ハンバーガー”をバンズからつくることにチャレンジしました。導入では『イースト菌』をテーマにバンズが膨らむ秘密に迫ります。

 

 湯種でつくるバンズはイースト菌をお湯に入れるところからスタートします。お湯とお砂糖にイースト菌を入れるとしゅわしゅわと泡が出始め、どんどん変化していきます。『パン屋さんのにおい』『この泡でパンができるの?』と思い思いの言葉を口にします。

 湯種のことをゆか先生がパンの赤ちゃんと表現するとこどもたちの顔が心なしかほころびます。大事に大事に湯種をつくると、つぎは小麦粉に材料を混ぜ、ダイナミックにこねます。こねる工程では、『イースト菌の出すガスをグルテンのお部屋に閉じ込めて、小さな風船をいっぱい作るとバンズがふかふかになるんだよ。』というと、こねる手に力が入ります。発酵が進むたびに変化する生地を観察し、においを嗅いだり、少し触ってみたり、自分のバンズにこどもたちが思いをはせる姿がとても印象的でした。



 発酵の時間をつかって、中身のハンバーグ作りをしました。ポリ袋の中でお肉をこねると、今度は班の中でどうしたら均等に分けられるかの話し合いが始まります。形(面積)で分けるというアイディア、重さを測ってみようというアイディア、スプーンで測ろう(体積?)というアイディアが出ます。どれも正解です。ここはこどもたちに任せ、講師はじっくりこどもたち全員で出す答えを待ちます。

 結局、重さで分けようという話になりましたが…上手に分けられたかな?

 (最初に全体の重さをはかるときにポリ袋の重さを加味していなかったため、やり直しをしていましたよ♪これも学びです。)



 こどもの料理では単純にお料理だけを体験しているのではありません。お料理教室の運営の仕方は様々ですが、こどもの料理ではこどもたちが数人の班に分かれて調理をします。他のお友達と調理をする過程でこどもの料理の使命である問題解決能力、コミュニケーション能力を育て、こどもの料理が大切にしている『他を思いやること』を実践していきたいと考えています。

 

 今回は残念ながら遅刻をしてしまったお友達、忘れ物をしてしまったお友達もいました。そんな経験も成長の一助にしてほしいと講師は願ってレッスンをしています。遅刻や忘れ物をご本人がどうとらえ、他のお友達がどうフォローするか、どんな出来事も成長のチャンスです。お料理だけではない『こどもの料理』に是非お越しください!



 7月は夏の食材をテーマにパプリカ、なす、トマトをつかって『夏野菜カレーとタンドリーチキン』にチャレンジします。夏バテしないよう栄養たっぷりの夏野菜カレーに仕上げます!是非、ご参加ください。